KE8952はPCのコンソール(USBキーボード/マウス・HDMIモニター)をイントラネット経由で延長できるHDMI対応IP-KVMエクステンダーです。本製品は4K解像度※1対応。さらに1Gbps
SFPファイバーモジュールに対応しているため、光ファイバー回線を経由した延長接続も可能です。KE8952はPCを接続するトランスミッター(KE8952T)とコンソールを接続するレシーバー(ユーザーステーション)(KE8952R)から構成されます。各ユニットには固有のIPアドレスが割り当てられるので、1対1、1対多、多対1、多対多での通信ができます。トランスミッターとレシーバー(ユーザーステーション)はカテゴリ5e/6ケーブルを使用して直接接続することも、ハイスピードネットワークや光ファイバー回線を使用したLANを経由して接続することもできます。また、KE8952は、PoE(Power
over
Ethernet)対応なので、電源はPoEネットワークスイッチから給電されるため、電源アダプターの接続や電源の設定に関するコストを省くことができます。
さらに、本製品で使用するKEマトリックスマネジャーソフトウェア(CCKM)は、ユーザー名/パスワード認証機能を搭載し、同一サブネット上にあるKEシリーズ製品※2全てを自動検知して切替・共有ができます。他にネットワーク越しに本製品を簡単に設定したり、マルチディスプレイの環境設定や映像のグループ化、プロファイルスケジューリング機能等も利用したりできます。本製品はデータ通信のセキュリティをより強化するため、AES暗号化やRADUIS、LDAP、AD等のリモートユーザー認証機能を搭載。ケーブルの種類(ストレート/クロス)を自動判別するAuto-MDIX機能やOSD、RS-232にも対応しています。
KE8952とKEシリーズ製品およびKEマトリックスマネジャーソフトウェア(CCKM)を組み合わせたATENのIP-KVMマトリックスシステムは、データセンターに限らず、テレビ局やポスプロ等の放送業界、コントロールルーム、工場等の幅広い分野において、PCとコンソールを任意の場所に距離を気にすることなく設置したい場合に、ご活用いただけます。
*
KEマトリックスマネジャーソフトウェア「CCKM」のライトバージョンのダウンロードは、CCKMページ内「サポートとダウンロード」から適切なOSに応じてソフトのダウンロードをお願い致します。
※1
対応4K解像度は、最大3,840×2,160@30Hz(4:4:4)、24ビット色深度です。
※2
対応するKEシリーズ製品の型番は、KE6900、KE6900ST、KE6940、KE8950、KE8952です。
KE8952T、KE8952R単品販売
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特長
[ハードウェア]
- UHD解像度対応 - 最大3,840×2,160@30Hz(4:4:4)、24ビット色深度。
- Deep Color(36ビット)対応
- インターレース対応(1080i)
- 標準HDMI解像度(640×480~3,840×2,160@30Hz)対応
- ステレオオーディオ(スピーカー・マイクロフォン)対応
- USBバーチャルメディア対応
- HDMI 1.4a、HDCP 1.4対応
- Auto-MDIX対応 - ケーブルの種類(ストレート/クロス)を自動判別
- 8KV/15KV ESD保護および1KVサージ保護
- ファンレスデザインにより、エネルギー効率に優れ、動作音も静かな操作環境を実現
- ホットプラグ対応
- ファームウェアアップグレード対応
- ラックマウント対応 -
ラックマウントキット型番2X-021G(デュアルラックマウントキット)、2X-031G(シングルラックマウントキット)を使用してラックマウントが可能
- 高画質ビデオストリーミング対応 -
ATENの高度なグラフィックプロセッサー搭載で、延長距離に関わらずクリアでシャープな画像を出力可能
- ギガビットイーサネットポート接続対応
- SFPモジュール対応※1
- PoE(Power over Ethernet)対応※2
- IEEE 802.3atおよびIEEE802.3af準拠
[管理]
- イントラネットを経由してリモートからコンピューターにアクセス可能
- デュアルコンソール操作 -
トランスミッター/レシーバー(ユーザーステーション)に接続されたUSBキーボード・USBマウス・モニターから同一PCの操作が可能
- レシーバー(ユーザーステーション)に搭載のOSDからトランスミッターとレシーバーの両方の設定が可能
- GUI操作対応
- EDIDエキスパート機能搭載 - 自動/手動で適切なEDIDモードを選択可能
- オンスクリーンプレビュー(アレイモード) - 1画面に最大36台分の映像を6×6画面で表示可能
- コマンドライン対応 -
アドミニストレーターはCLIまたはサードパーティーのアプリケーションを使用し、RS-232またはネットワーク経由でKEデバイス全ての制御が可能
- RS-232対応 -
シリアルターミナル、タッチスクリーン、バーコードリーダー等のシリアルデバイスが接続可能
- LEDの点滅やビープ音で、デバイスの位置や識別が容易
[セキュリティ]
- KEを直接接続するための専用LANポート搭載 - 社内ネットワークからの分離が可能
-
データは全てネットワークを介して送信する前にAES暗号化を行い、レシーバー側で解読するため、セキュアなデータ送信が可能
- リモートログインセキュリティ
[バーチャルメディア]
-
USBバーチャルメディアモードで、ファイル転送やOSパッチの適用、ソフトウェアのインストールや診断試験がリモートから可能
- USB 2.0
DVD/CDドライバーやUSBマスストレージ、PCハードドライブおよびISOイメージ対応
- スマートカード/CACリーダー対応
[追加機能]
(KEマトリックスマネジャーソフトウェアCCKMと併用した場合)
- 速い切替速度 -
ローカル側のディスプレイに表示するリモート側の解像度が異なる場合でも、0.3秒以内に切替表示可能※3
- ビデオウォール表示対応 -
最大8×8(モニター64台)ビデオウォール表示により、リモートでの中央監視が容易に実現
- 詳細なスケジューリング機能 - メディアの再生日時を設定することで、作業効率やコストの改善が可能
- チャネルコネクション -
レシーバーを複数のトランスミッターに接続して、画像や音声、USB、シリアルソースを個別にストリーミング可能
- 内部認証、外部認証の両方で高度なセキュリティ機能を提供 - 対応外部認証はLDAP、Active
Directory、RADIUSおよびTACACS+対応
- 詳細なユーザー権限設定 -
アドミニストレーターはトランスミッターへのアクセス権限を4つのモードから設定することで、ユーザー間で共同作業を行ったり、干渉を防止したりすることが可能
- KEシリーズ製品へのアクセスや操作権限をユーザーまたはグループで設定可能
- 業界標準TLSプロトコル準拠
- 最大4台のKEシリーズ製品の映像をグループ化することで、マルチディスプレイ環境の構築が可能
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1対多、多対1、多対多で使用する際には、データスループットの低下を防ぐためにIGMP対応のハブをご利用ください。
※1 SFPモジュールは別売品です。対応SFPモジュール型番 -
SM(10km):2A-136G、MM(550m):2A-137G
※2 SFPを使用する場合には、対応していません。
※3
対応する最大解像度は1,920×1,200です。また、レシーバー側の解像度を揃える必要があります。
構成図
同梱品
- KVM(HDMI、USB、オーディオ)ケーブル×1(1.8m)
- HDMIケーブル抜け防止ホルダー(型番:2X-EA12)×2
- フットパッドセット×1
- KE8952T用マウントキット×1
- クイックスタートガイド×1
機能
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